米ロ対決~マルちゃん『世界のグル麺』ボルシチvsクラムチャウダー味を食す
先日スーパーでこんなカップ麺を見かけました。
ボルシチヌードルと、クラムチャウダーヌードル。
マルちゃん「世界のグル麺」というシリーズのようです。
何やらキリンビバレッジから出てる「世界のKitchenから」のようなネーミング。
なんとなく、ロゴデザインもそれを意識してるように思うのだが…
フォント、似てますよね…
まあ今回はロゴの類似を比較するのが目的ではないんで、そこは脇に置いといて。
というわけで実食してみます。
まずは『ボルシチ味』。
「ロシア家庭料理の味」と書いてある。
開けた瞬間からトマトの風味が。
白い四角はじゃがいも? けっこう期待。
かなりスープぽい香りが湯気から漂ってきます。
マルちゃん=東洋水産と並ぶ即席カップ麺のメーカーといえば日清がすぐに思い浮かぶんですが、
もともと個人的には日清『どん兵衛』とマルちゃん『緑のきつね』を比べた場合、「麺は日清だが汁はマルちゃん」というのが自分の中のランク付けなので、この「世界のグル麺」のスープには「さすがはマルちゃん!」といったところ。
スープについては申し分なし。
続いて麺と具へ。
これはマルちゃんの普段通りの感じ。
ボルシチなので牛肉。
味的には”牛丼屋で出てくる肉の風味”なので、それなりに予想してください。
他はにんじん・たまねぎなどなど。
ボルシチ+ラーメンというハイブリッドはどうなのかな、とも思ったものの、それはそれでまったく問題なし。
近頃はトマトラーメンというメニューを出す店もあるし、ラーメンという食材の懐の深さの賜物ですな。
と、ここでちょっとアレンジしてみたくなったので、タバスコを投入してみることに。
味は…
OK!!
単に自分が辛いのが好きなだけなんで、実際は何も加えなくても充分おいしく食べられます。
ポルシチ味、これはこれでなかなかの高ポイント。
(ホントはもうちょっとスパイシー感が欲しいけど)
続いてクラムチャウダーヌードルを試食。
こちらは「アメリカ東海岸の味」だそうな。
中身はこんな感じ。
四角いのはボルシチと同じくジャガとして、この丸いやつは何??
お湯で戻せばわかるかも。
とりあえず順にみていきましょう。
これもやっぱりボルシチと同じくマルちゃんのいつもの麺。
続けて食すと、マルちゃんの麺もけっこうおいしいっす。
このあたりは予想通り。
で、問題のオセロの駒のような丸いやつの正体ですが…
そっか、クラムチャウダーだから貝類が入ってるわけですね。
何の貝柱なのか、気になったので容器側面の原材料表示を確認してみることにしました。
「貝柱風かまぼこ」だ、と… ??
ウソツキ!!
…気を取り直して。
まァ、要するにカニカマと同じってことですね。
確かに価格を考えればカマボコになるのかなァ…
でも、それならお湯を入れるときに乾燥貝柱でも加えてもいいかも。
あ、味はやっぱり充分満足です。
何よりこのクラムチャウダー、スープが濃い。
どろっとした舌触りがいい感じでした。
粉末カップスープか、それ以上の濃度かも。
このクラムチャウダーヌードル、麺もスープも小麦粉でできているためか、浸透圧の関係か食べているうちに麺のほうが溶けていくのか最後はドロドロになっていきました。
自分はこういうのも好きなんだけど、あまり好みじゃない人もいるかも。
と、いうことで、今回実食したのはこの2種でしたが、
実際にはこの世界のグル麺シリーズからは「焼きそばアヒージョ味」「トマトサルサ味」というのも以前出てたらしい。
この「ボルシチ」「クラムチャウダー」も限定のようで、勿体無いです。
東洋水産マルちゃんといえば『赤いきつね』『緑のたぬき』が定番商品ですが、うどん・そばの主力商品に押されて本来の中華麺『ホットヌードル』はなかなか主力になっていない様子。
まだ大盛りサイズの『ごつ盛り』や『でかまる』のほうがスーパーなんかで見かける印象があるんだけど、この「世界のグル麺」シリーズは味のまとまりもいいし、がんばって定番化を目指してほしいなァ、というのが今回の実食の感想でした。
でかまる バリシャキもやし味噌 160g×12個
マルちゃん ごつ盛熊本風黒マー油豚骨 114g×12個